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窓口負担って何?

うーん

どうした、保?

病気やケガをして入院した時、どれだけ医療費を支払うのか、考えたら不安になって。

そのために健康保険があるんだ。治療にかかった費用のうち、何割を負担するか、知っているか?

えーと、たしか3割だよね。

そうだな。
でも実は、皆が3割負担と言うわけではなく、兄ちゃんみたいな現役世代は3割負担で、70歳以上は2割負担、75歳以上は1割負担、6歳未満の子どもは2割負担なんだ。

なるほど。お年寄りと子どもは負担が軽いんだね。

でも、2022年10月から少し変わるんだ!
75歳以上でも一定以上の所得がある人の医療費の自己負担割合を、これまでの1割から2割に引き上げることになったんだ。

え!どうして変わるの?

2022年、第一次ベビーブームの団塊世代が75歳になり始め、医療費が増大することで、“健康保険制度の財政悪化”が懸念されている話は覚えているか?

う、うん。

この財政悪化を防ぐために、今回、窓口負担割合が変わったんだ!
今回の窓口負担割合の見直しは、現役世代の負担を抑え、国民皆保険を未来につないでいくための第一歩なんだ。

そうなんだ。
で、結局2022年10月からどう変わるんだっけ?

た、保 。。。。。

〜 おさらい 〜

医療費の窓口負担は、現役世代は3割負担、70歳以上は2割負担、
75歳以上は1割負担、6歳未満の子どもは2割負担。
ただし、健康保険制度の財政悪化を懸念し、2022年10月から、
75歳以上でも一定以上の所得がある人の医療費の自己負担割合を、
これまでの1割から2割に引き上げることとなった。

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